Island(rmx vocal)

武将か酋長か知らないけど。

中四国選手権2024振り返り

2月11日~12日に開催された中四国チェス選手権に参加してきました。

年末年始より心身共に優れず例会はおろか自身の実戦すら満足に行えていない状況で、実際のところはかなりの強行出場でした。
それでもなんとか大会を無事終えられたことを運営の皆様・参加者の皆様に感謝申し上げるとともに、数多の失礼のあったことをお詫びする次第です。

結果は3.5/5ptsで全体7位、滑り込みで全日本の出場権を獲得できました。
勝った3試合はいずれも負け・ドローとなる順があり、コンディションも踏まえるとやはり僥倖であると言わざるを得ません。
逆に負け・ドローの2試合は明確な勝ちがあったのを逃しており、内容が悪くなくとも惜しいことをしたとも言えます。

本大会の内容については既に全棋譜が公開されていますが、簡単なコメントをつけたものを置いておくのでそちらを参照ください。

lichess.org

 

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さて、ここでは検討で出てきた変化を紹介します。
2Rの中盤、14. ...Bxe5とせず単にNg4とした順です。

 

14. ...Ng4
15. Nfg6 Be6

白としてはこれでもNg6とするぐらいですが、Be6が当たりg6Nが取れます。

 

16. Qxb7 fxg6
17. Qxc6

しかしQxb7~Qxc6とした局面はそのe6Bに当たっています。

 

17. ...Bd6
18. Qxa8 Qxa8
19. Bxa8 

a8でRB交換になり、駒損は解消。

 

19. ...Rxa8
20. Nxg4 fxg4

こうして全部取りあった局面は

  • 駒の損得:R vs 2B(点数的には1ポーン分白)
  • 黒はgファイルにトリプルポーン

というあまり見たことのないエンドに。

とりあえず21. e4としてBに制限をかけておいて、さあ一体どうなるか。。
ここまでの手順中に特に難しい手はないので、14. ...Ng4と指されていたらこの局面になっていたかもしれません。
今後の検討課題ですね。

相手の手番における考えの周辺

将棋界における相手の手番でのあれこれについて。
プロアマ間の違いが大きいと思われますので、ここでの対象は後者。

 

それほど歩いたりしない

阿倍野チェスクラブさんが仰る通り、一般の人間が参加するアマチュア将棋大会においては持ち時間が短いためそういった余裕がないというのが大前提としてあります。
県によっての違いはありますが、基本的には

  • 15分 or 20分+秒読み30秒*1
  • 25分 or 30分切れ負け*2

このパターンが多いですね。
日本国内のチェスの場合30分+30秒incrementがStandard公式戦として認められる下限ではないかと思いますが、将棋のアマ大会でこれだけの持ち時間が確保されていることは多くありません。例えばトーナメントの決勝あるいは準決勝からであったとか、あるいは地区予選に対する中央決勝大会であるとか、そういったある程度勝ち進んだ場面で出現することがある、というレベルです。*3

このような格好になっているのは1日で大会を終わらせるというのが前提になっているためです。会場の使用時間とおおよその参加人数から1局あたりにかけられる時間を計算した結果、どうしても上記のような短い時間にならざるを得ないというわけですね。
また複数日で行うというのは首都圏など大都市部では行われていますがそれ以外ではあまりないようで、結局のところ会場・スタッフの手配など運営側が成り立たないというところが大きいと思われます。*4

 

あともう一点、そもそも立ち歩くことをマナー違反・失礼だと捉える人がいるということは併せて述べておきたいところです。
この辺りの見方は人によって分かれるところですが、少なくとも盤前から離れる時・戻る時それぞれに「失礼します」「失礼しました」と一言かける人は少なからずいます。*5

これがどこからきたものなのかは正直よくわかりません。

 

相手の手番の時の考え方

将棋は終盤の複雑さから具体的な読みが重視される傾向がありますが、そこに秒読みという時間を持ち越せない制度と相まって、特に終盤においては「自分の時間をめいっぱい使って読みましょう」「相手の時間の間も頑張って読みましょう」とされることが多いでしょうか。
他方で「相手の手番時は抽象的に、自分の手番時は具体的に」というようなものは無いと言っていいと思います。個々人での考えのレベルにとどまっていますね。

そもそもで言えばチェスでいうところの抽象的な考え方というのも正直なところあまりないというか、例えばStrategyに相当するような概念も希薄ではあります。*6

これについての見方は難しいところで、シンプルに将棋界のまだ未成熟な分野であるともいえますし、他方でチェスとのゲーム性の違いから生じている差であるともいえます。

 

とりとめのない内容で恐縮ですが、そんな感じです。

*1:秒読みであるということは即ち同じ時間設定でもフィッシャーより短いことになる。

*2:時として20分切れ負けということもある。最早Blitzに片足突っ込んでいるような設定である。

*3:県代表を決める県大会決勝まで行くとそれまで切れ負けであったとしても秒読みが付くことが多いが、大会によってはそれすら切れ負けで行われることもある。

*4:逆にそこが何とかなっている大学生の大会は、一般アマ大会よりもかなり長い持ち時間になっている。

*5:これ自体はもはや慣例みたいなものかもしれない。

*6:ただもちろんゼロではなくて、今ぱっと思いつくのは「(実戦的な)勝ちやすさ」というもの。これは「ミスが起きにくい」「ミスをしても大きなダメージにならない」「攻めが続きやすい」などといった事柄を総合的に表すもので、選択肢の多い局面でとりあえず勝ちやすい形を選んでおくというのもよくある考え方。

神戸・宇治川エリアの周辺

三ノ宮駅から神戸駅まで毎日歩いて帰っているうちに行き付いたのが、宇治川商店街エリアだった。

 

www.ujikawa.jp

 

maps.app.goo.gl

 

JR神戸駅元町駅の間ぐらい。神戸駅から歩いて10分弱。
阪急なら花隈駅から徒歩5分、阪神なら西元町駅を出て山手側すぐ。

元町からも少し離れており、繁華街というよりは住宅街に近い。
また新開地とも距離があるため、ああいった雑多な感じも薄い。

 

・fusilli(フジッリ

https://www.instagram.com/fusillikobe/
https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28064732/
https://maps.app.goo.gl/dxSdD2A4oWSD2sUV7

 

所謂いつもの店。
商店街を山手側に抜けて、更にもう少し上ると「生パスタ」ののぼりで見つけることが出来る。

パスタとピザがメインのイタリアン。
僕はいつも夜に行くので、三種盛を適当に頼んでからどちらかを頼む感じ。
ピザの方の看板メニューはこれ。最後にバルサミコ酢をかけていただく。

 

www.instagram.com

 

店主および奥様が共に音楽系のバーをやっていた経験があり、DJとしての歴が長い。
店主のお弟子さんが仕事帰りに練習しに来たりすることもある。また奥様が以前やっていたお店で当時高校生だったお師匠がバイトで働いていたらしい。

なお21:00閉店またはLOとの表記もあるが真っ赤な嘘で、大抵はもっと遅くまでやっている。

 

CBS Bubble Kobe

https://www.instagram.com/cbs_bubble_kobe/
https://maps.app.goo.gl/xHqezrgNjJko75Pm7

 

今日入った店。
ジョイエール前の道を右折してすぐ。

コインランドリー併設のカフェ・バーだがスペースがかなりあって、音楽系の設備が充実している。
実際そういったイベントも頻繁に開かれているようで、それらしい怖めの音を流しつつ怪談を楽しむイベントを最近やったらしい。何でもありすぎるな。

 

www.instagram.com

 

↑フードはこれ。ドリンク含め今後の研究課題。

 

スイミー牛乳店

https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28050890/
https://maps.app.goo.gl/UDLtkjQ3BeqcoZV5A

 

商店街内中腹にある、チーズとヨーグルトのお店。
↑のフジッリさんでオススメしてもらったので行ったところ、実にいい感じでした。

 

kisspress.jp

 

詳しい説明はこの記事読んでもらうとして、花ゆずヨーグルトがガチ of ガチ。
とりあえずこれだけでも買いに行きましょう。

なお日曜がお休み、営業時間も18時までなので要注意。

 

・その他

 

とりあえずこれぐらいで。