2月11日~12日に開催された中四国チェス選手権に参加してきました。
年末年始より心身共に優れず例会はおろか自身の実戦すら満足に行えていない状況で、実際のところはかなりの強行出場でした。
それでもなんとか大会を無事終えられたことを運営の皆様・参加者の皆様に感謝申し上げるとともに、数多の失礼のあったことをお詫びする次第です。
結果は3.5/5ptsで全体7位、滑り込みで全日本の出場権を獲得できました。
勝った3試合はいずれも負け・ドローとなる順があり、コンディションも踏まえるとやはり僥倖であると言わざるを得ません。
逆に負け・ドローの2試合は明確な勝ちがあったのを逃しており、内容が悪くなくとも惜しいことをしたとも言えます。
本大会の内容については既に全棋譜が公開されていますが、簡単なコメントをつけたものを置いておくのでそちらを参照ください。
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さて、ここでは検討で出てきた変化を紹介します。
2Rの中盤、14. ...Bxe5とせず単にNg4とした順です。
14. ...Ng4
15. Nfg6 Be6
白としてはこれでもNg6とするぐらいですが、Be6が当たりg6Nが取れます。
16. Qxb7 fxg6
17. Qxc6
しかしQxb7~Qxc6とした局面はそのe6Bに当たっています。
17. ...Bd6
18. Qxa8 Qxa8
19. Bxa8
a8でRB交換になり、駒損は解消。
19. ...Rxa8
20. Nxg4 fxg4
こうして全部取りあった局面は
- 駒の損得:R vs 2B(点数的には1ポーン分白)
- 黒はgファイルにトリプルポーン
というあまり見たことのないエンドに。
とりあえず21. e4としてBに制限をかけておいて、さあ一体どうなるか。。
ここまでの手順中に特に難しい手はないので、14. ...Ng4と指されていたらこの局面になっていたかもしれません。
今後の検討課題ですね。